数日前、とても衝撃的なニュースを見つけました。
なぜかいつも遅刻してしまう。それ、「タイムベンダー」の性質かも
出典元:life hacker 日本版 https://www.lifehacker.jp/(2020.10.19配信)
最初にこの記事を見つけたときは、「何のニュースだろ?」と思っていたのですが、
私も昔から遅刻することが多かったので、気になってつい誘われるように本文を開きました。
この記事に関しては、圧倒的に批判的なコメントや意見が多く寄せられていました。
そんな中でも、「私もそうかも」という人も一定数見受けられました。
(日本人にとって、「遅刻する」・「時間にルーズ」ってだいぶイメージ悪いですからね・・)
私もこの記事を読んで、「私もそうだ!」と思った一人です。
でも、決して「タイムベンダーだから」ということを遅刻の言い訳にするつもりもなく、
なんとなく、こんな研究があるんだ・・と感銘を受け、
例えるなら、
「原因不明の症状に対する病名がわかった!」
といった感覚でしょうか。
◇「人口の20%が時間に正確に行動することは難しいと感じていることが研究調査でわかっています」
◇所要時間の計り方に問題があり、一般的に20%から30%少なく見積もってしまう。
この文章を読んで、
ほんの少し、「救われた」ような気持ちでした。
少数派だとしても、私と同じように共感した人が、
研究に照らし合わせるならば、人口の20%ほどはいるんじゃないでしょうか?
きっと、これを読んでいるあなたも、
「タイムベンダー」の性質に悩んできたのかもしれませんね。
そんなわけで、私の時間との関わり方と、行動や考え・対処法などをまとめてみました。
・出かける時間までちょっとでも余裕があると、何かに手をかけてしまう。
・はっきり締切日が決まっていることは守れるが、「早めにね」という約束は遅れがち。
・集中力が高まるのがいつも遅い(スロー・スターター体質)
この4つの私がいつも抱えている問題をテーマに、
それを解決するために取り組んでいることなどを書いてみます。
待ち合わせの時間によく遅れてしまう
休日に友人や家族と会う約束をした時に、
待ち合わせの時間によく遅れてしまうことがあります。
もちろん、最初から遅れて行こうなんて、これっぽっちも思っていません。
それどころか、早めに準備して出発予定の時間を待っていることのほうが多いです。
でも、あまりにも時間に余裕がありすぎて、
「まだ時間があるから、ちょっとここ片付けようかな・・。」
とか、急に思い立って動き始めたら、いつのまにかギリギリの時間に・・。
潜在意識下でギリギリまで外出したくないと思っているため、
移動時間を最小限に抑え、想定外のことを(ときには想定内のことまで)許容しない。
「タイムベンダー」の記事には、上記のように書いてありましたが、
実際私も、「この時間に家をでれば間に合う」という根拠のない自信をもっていて、
必ずその時間にならないと家を出ない、という行動をとってしまいがちです。
そして、何かをやっていたことで家をでる時間ギリギリになって出発し、
移動時間に渋滞に巻き込まれたり、忘れ物をしたり、寄り道をしてしまったり・・、
想定外のことまでは考えられないんです。
そして結局、約束の時間に遅れてしまいます。
遅れそうなときは、途中で連絡をするんですけど、
「あと何分で着くよ!」とは言えず・・。(その時間にも間に合わないことが多いから)
そんな時は、相手に時間を予想してもらったほうが正確なので、現在地を伝えるようにしています。
約束の時間に遅れない為に
この待ち合わせに遅れる問題は、自分でも原因はわかっているので(出かける前に余計なことを始めること)
とにかく、早めに準備をしたら、すぐに家を出発するようにします!
私の場合は、「5分前行動」では遅いので、「30分前行動」くらいでちょうどいいのかもしれません。
こんなことが多いからか、
私の部屋(住んでいる家)には、昔からいろんなところに時計を設置しています。
現在住んでいる家にも、あちこちに時計を置いています。
リビング・寝室(壁掛けと置き型を2個)・キッチン・洗面所・浴室(防水タイプ)・パソコンのデスク・トイレ・玄関・・。もっとあったかな?
学生の頃、家に泊まりにきた友人が、
「時計のカチカチ音がうるさくて眠れない。笑」
と言っていたほどです。
でも、私はこの「カチカチ音」がないと精神的に不安定になり、
落ち着かなくなるので、私にとっては時計音は精神安定剤のようなものです。
この、「タイムベンダー」の性質をもつ人間がいるという記事を読んで、
率直な意見を寄せている人がいる中、一方的に批判している人も多かったのですが、
そのタイプの人間はやはり一定数は存在していて、それが原因で悩んでいたり、
人に迷惑をかけていることは十分に理解していて、改善する努力をしているはずです。
はっきりとした期限がないと守れない
私の4つの問題点の3つ目にあげた、
「はっきり締切日が決まっていることは守れるが、「早めにね」という約束は遅れがち。」
という問題。
これは、仕事をしている時に起こる問題です。
締切は余計なのりしろなしの本当の締切でなければならず、
帰結するものでなければなりません。何となく決めた締切は無意味です。
締切があると「タイムベンダー」は行動を起こします。
こんな表記がありました。
私は「そうだったんだ?!」と素直に思いました。
自分では無意識で気づかなかったけど、そういう動きをしていたんだな・・と。
普段の仕事でも「○○日までにこれを必ず終わらせて」という案件があったりしますが、
周りの人たちは、早めに終わっていることが多いので「すごいなー」と素直に思います。
「まだ終わってないの?」「大丈夫?期日まで間に合う?」
とよく言われることがありますが、
最終期限は必ず守ることはできています。逆に遅れたことはまずないと思います。
期限があいまいだったり、「なるべく早く」という指示はなかなか進みません。
だって、なるべく早くっていつまで?って思ってしまうからです。
でも、やっぱり周囲に不安を感じさせていることも事実なんですよね・・。
こいうところはきちんと反省しなければいけません。
あいまいな期限の時の対処法
締切や期限があいまいだったとき、どう対処するか。
それは簡単です。その指示をもらうときに、
「○月○日○時が期限」
とはっきり伝えてもらうことです。私から質問して期限を決めてもらったりもします。
そう決めることで、期限までには必ずやることができるからです。
集中力スイッチが入るのが遅い。スロースターター体質とは?
最後に、「集中力が高まるのが遅い」という問題。
この原因については、次のような表記がありました。
タイムベンダーは締切の直前に仕事の効率が最も高くなります。
タイムベンダーは、あまり早く仕事を始めない方が良いとPacieさんは言います。
「締切を意識して集中力が出るまでは、時間が無駄になるからです。」
つい先日も、その日のうちに終わらせる期限の仕事が、夕方になっても7割くらいしかできてなくて、
自分でも、「ちょっとやばいかな?」と思ったことがありました。
でも、残り1時間ほどで作業スピードが上がり、
期限の当日中に仕事を完結させた、ということがリアルにありました。
記事に書かれていることによると、
これは、典型的な「タイムベンダー」の性質らしい。
自分ではもっと早く終わらせる予定でいるのに、
なんだか気が散って、違う作業を割り込ませたりして・・・、
終了予定時間の計算が少しずつ狂ってしまっているようです。
このことに関しては、仕事は期限を守って終わっているので、まわりに迷惑はかけていないのですが、不安は与えてしまっていると思います・・。(ホントに今日中に終わるのかという不安)
ちなみに、途中で気が散って手につけた作業も終わっているので、プラスαの仕事も終わっています。
以前から、集中力が高くなってくるのが遅いことは感じています。
でも、「集中しよう!集中しよう!」と思えば思うほど、
他のことが気になって気持ちが分散してしまいます。
ただ単に、「集中力が欠けている」人間なんだと思っていたけど、これが「タイムベンダー」の性質であれば、ちょっと納得です。
集中力を高める為にできること
この問題に対処するのは、ちょっと大変だな、という感じです。
集中力が続かないのではなく、
「集中力が高まるのが遅い」という問題だからです。
でも、私なりに「タイムベンダー」体質だからこそできる対処の方法を考えてみました。
①集中したい作業がある場合は、休憩をとる前を期限として終わらせる
集中力が一番高くなるのは、普通なら「朝起きてすぐ」とか「休憩をとってリフレッシュした後すぐ」と言われますが、
私のようなタイムベンダー体質で、スロースターターの場合は逆効果でしょう。
期限を決められていれば、終盤に集中力が増す体質なので、
休憩に入る時間を期限として進めれば、その大変な作業は終わらせることができます。
②他の必要なタスク作業は先に完結しておく
締切や期限に向けて作業をしていても、
他にやり残している事案があれば、そちらに気が散っていまいがちです。
集中力を早く高める為にも、
- すぐに終わるタスク作業は先にやってしまう
- 最終期限を早めに設定する(設定してもらう)
という、工夫をすることで対処できるのかな?と考えています。
最後に一言
今回は、「タイムベンダーの性質かも」という記事を読んで、
そんな性質を持つ私はどういう対処をしていけばいいのか?ということを書いてみました。
まとめです。
・締切は守れるので、その課程に余計なタスクを入れないように工夫する。
・集中力が高まるのが遅いので、取りかかるタイミングを考える。
同じような「タイムベンダー」体質のあなたにも、参考にできるような内容はあったでしょうか?
そうでない方にも、こんなタイプがいるんだということを知ってもらうことができたでしょうか?
この「life hacker」の記事の締めくくりとして、
タイムベンダーでない人が、時間厳守は自分にとっては簡単でも、
人口の20%の人たちにとってはもっと複雑な問題であることを理解してくれたら、助かります。
とありました。
私の普段の経験を例にあげてお伝えしましたが、
自分自身もこんな性質は複雑だなぁと感じています。
それと同時に、すべてを理解してもらうのは不可能だと思っています。
人は誰にでも欠点があったり、理解しがたい行動をとる場合もあり、
それは、どんなに説明したとしても理解してもらえないことがあるからです。
このニュースをきっかけに、
自分を見つめ直すことができました。
でも、それに対していろいろな対策を講じても、
ちょっと油断すると、この悪い体質が無意識にでてきてしまいます。
それでも、自分の欠点をうまく対処していけば、
長所にもなることを信じて、
これからもこの「タイムベンダー」体質と共に生きていきます。
それでは、またお会いしましょう。
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